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局地戦闘機「雷電」302空Tシャツ



不運に泣いた"最強"インターセプター


日中戦争の爆撃被害によって防空専門陸上戦闘機の必要性を痛感した海軍は、昭和14年秋 『十四試局地戦闘機』(記号J2M、後の雷電)を三菱航空機に内示発注します。その要目は空戦性能・航続力よりも速度・上昇力・重武装を優先するもので、ここに海軍初の局地戦闘機開発がスタートすることとなりました。

ところが・・・火星エンジンの不調・機体異常振動・プロペラ機構不具合といった技術的トラブルの続発に加え、零戦改修と「A7」(烈風)開発を抱える三菱設計陣の人的疲弊も影響し、雷電11型(J2M2)の制式採用は内示から4年後の昭和18年秋にまでずれ込んでしまいます。
その後も排気タービン過給機装備など火星エンジンの改良が重ねられますが思うように性能は上がらず、加えて当初は問題視されなかった視界不良改善要求の再燃も影響し、量産化は遅々として進みません。「雷電」の不調は川西の後発局戦「紫電改」への期待となって表面化し、昭和19年後半以降は航空本部・軍需省の相次ぐ生産計画変更によって製造現場が混乱します。さらに戦争末期には空襲・地震による名古屋三菱工場群の生産力低下など様々な弊害も立ちふさがり、最終的にその総生産数は558機に止まることとなりました。

一方、実践部隊における評価も良好とは言えなかったようです。操縦しやすい零戦に比べ、降下率と着陸速度が大きく、視界も劣る雷電は“扱いにくい飛行機”として操縦員から嫌われる傾向が高く、訓練での事故も多発したため、一部では「殺人機」とも揶揄されたといいます。
裏を返せば、雷電の持つ優れた上昇力・降下力が強力な「武器」であることに気付かない操縦者が非常に多かった、ということかも知れません。


▲ 離陸する302空の雷電21型。独特の紡錘型シルエットが印象的だ。


しかし、日本軍戦闘機中ではずば抜けた上昇性能を有し、20ミリ機銃4挺装備で他戦闘機のほぼ半分の時間で1万メートルまで上がることができた雷電は、B29邀撃において最も期待され、かつ戦果を挙げた戦闘機(※)であったことはまぎれもない事実といえましょう。戦後の米軍公式評価には、雷電(JACK)について以下の記載が見られます。

『 大型爆撃機に対してすべての日本軍戦闘機の中で最強 』

(※)戦史作家・渡辺洋二さんによる検証では、雷電によるB29撃墜数は不確実を含めて
  19機との報告がなされています。

◆ 帝都防空の要「302空」 その(1)
◆ 帝都防空の要「302空」 その(2)



今回は雷電運用部隊の中で最も知名度の高い、本土防空専門部隊「第302海軍航空隊」(厚木基地)をモチーフにいたしました。前面デザインは雷電21型のワンポイントで共通、背面は2種類のTシャツカラーを活かしてそれぞれ「情景」を変えたデザインとなっております。

【前面デザイン】 302空「雷電」21型 & 実在した稲妻マーキング
【背面デザイン】
 ■ ナチュラルカラー ・・・・・・・ 昼間出撃風景
 ■ ディープブラックカラー ・・・ 黎明(れいめい=明け方)出撃風景

 



雷電の特徴であるズングリした外形と、その力強さを表現できるアングルを探した結果、この絵柄となりました。

 

雷電のモチーフは厚木基地302空所属の21型、胴体後部の黄色帯は分隊長機標識、
   尾翼上部に描かれた「黄桜」は撃墜マークです。

■ 背景の稲妻2本のマーキングは、主に北九州防空に活躍した352空・雷電隊に
  実在した塗装で、分隊長機の識別であったと言われています。302空の塗装ではありませ
  んがインパクトのあるデザインにつき、アクセントとして使わせていただきました。

【 雷電 機体デザインの原点 】

「十四試局地戦闘機」(雷電)の設計が始められた昭和15年春当時、海軍の要求項目を満たすエンジンは星型空冷「三菱 十三試ヘ号改」(離昇出力1430hp、後の火星)しか選択肢は無く、大口径エンジンの空気抵抗をいかに減らすかが課題となりました。堀越二郎技師を主務とする三菱航空機設計陣は空技廠の研究成果を取り入れて全体を滑らかな紡錘型とする方式を採用し、ここに雷電スタイルの原形が誕生することになります。具体的には・・・プロペラ軸を延長してカウリング前方を絞り込み、機体全長の40%あたりを最も太くして尾部にかけてまた絞るという設計で、前面開口部減少による冷却空気量不足はプロペラ延長軸上に強制冷却ファンを取付けて解決しました。

 

【 左 】 有名な稲妻マーキング
352空・雷電隊の分隊長機に描かれた稲妻2本の識別塗装。同航空隊では小隊長識別として稲妻1本の塗装も確認されている。翼上に立つのは青木義博予備中尉。零戦、雷電、月光を装備した352空は大村を基点に北九州防空に従事、沖縄戦時には雷電隊が鹿屋に進出し、302空、332空の雷電隊とともに竜巻部隊としてB29邀撃戦に参加した。



戦争の「情景」により近づいたデザインとするため出撃風景をテーマに選びました。
今回は明暗2色のTシャツカラー活用し、「昼間出撃」と「黎明(明け方)出撃」にアレンジしています。
殆ど作者の妄想(^^;ですが、以下のような情景を頭に浮かべながら眺めていただければ幸いでございます。

指揮所屋上の旗竿中間で「警戒」を示していたZ旗がスルスルといっぱいまで上がった。
「発進開始!」
急げ! B29の関東来襲は確実だ。

愛機に乗り込まんとする操縦員と準備万端で迎える整備兵
激しいプロペラ後流とエンジン音の中、短い会話が交わされた。
 「調子はどうだ?」 「ハッ、快調であります!」
その脇を自機へと向う操縦員が駆け抜けてゆく。
なにか不具合が発生したのか?工具箱を持った整備兵が走る。プロペラに気をつけろ!

指揮所前には緊張の面持ちで見守る三種軍装の航空隊幹部、
右側に立つ参謀は時計(時間)を気にしているようだ。
その緊迫感をよそに、今回の搭乗割から外れた操縦員だろうか?
あらん限りの大声を張り上げて仲間たちに声援を送っている・・・

 
 

▲ うっすらとですが雲の切れ間から差し込む
  軍艦旗のような旭光を描いています。

▲ 上空にはいち早く発進したという設定で、
  3機の零戦編隊をデザインしました。

 

▲ 天空にまだ星が瞬く夜明け直前のイメージで
  デザインしています。

▲ 上空を飛ぶ機影は深夜任務を終えて帰投する
  夜間戦闘機「月光」のシルエットです。


NHKアーカイブス「日本ニュース 第254号」海の荒鷲「雷電」戦闘機隊




オープンエンド系のざっくりした風合いのヘビーウエイトTシャツ。リブはダブルステッチ

■ サイズ : S・M・L・XL・XXL・XXXL
■ Tシャツカラー : ナチュラル、ディープブラック
■ 使用Tシャツ : クロスステッチOE1116 ■ 素材 : 綿100% 6.2オンス 16/_ 天竺
■ プリント手法 : 淡色 / 濃色インクジェット印刷

局地戦闘機「雷電」302空Tシャツ

価格:

3,960円 (税込)

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