零 戦 不 敗 伝 説
ソロモン方面における戦線が崩壊しつつあった昭和18年、蘭印・北豪方面において零戦不敗を堅持したのが「202空」(ふたまるふたくう)でした。同隊の前身は「台南空」と並ぶ開戦時の精鋭「3空」で、蘭印方面の制空権を確保した後、昭和17年9月以降主力の一部を激闘が続くラバウルへ派遣していましたが、11月の「202空」改称とともに南西方面へ復帰します。ソロモン消耗戦に本格的に巻き込まれることのなかった「202空」には中国大陸の古豪「12空」以来のベテラン搭乗員も多く残り、当時としては掛け値なしの最精鋭制空隊でした。 |
「202空」は豪州方面からの反抗を牽制すべく、「753空」(陸攻隊:旧高雄空)と共に北豪・ダーウィン方面への遠距離攻撃を開始、英本土より派遣されていた 「RAAF (Royal Australian Air Force) 第1戦闘航空団」スピットファイア部隊 と激しい攻防戦を繰り広げました。「一撃離脱戦法」を徹底指示されていたスピットファイア部隊でしたが、高い練度を保つ「202空」には通用せず、計9度に渡る空戦の結果は零戦隊の圧勝 に終わっています。 |
今回は「202空」の働きを讃え、同航空隊のイメージTシャツを制作いたしました。 |
下部のロゴ 「X202」 は、前身「3空」以来の部隊識別記号「X(エックス)」を強調したデザインです。「3空」時代は「X」、「202空」改称後は「X2」であったため、同隊は 「X部隊」 とも呼ばれていたようです。 |
■ 零戦は「22型」、スピットファイアは防塵フィルター装備の「Mk.Vc(5C)」で描いています。 ■ 黒煙が上がるのは当日の爆撃目標でスピットファイア隊の一部が展開していたウィンネリー飛行場、左手前の海面はチモール海、右遠方はアラフラ海、左側の大きな島影はレーダーサイトがあったバサースト島とメルビル島です。 ■ ダーウイン上空の俯瞰描画は、高度約4700メートルからの「Google Earth」画像を参考にいたしました。 |
■ こだわりデザイン解説 ■
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オープンエンド糸使用の袖口リブ付き長袖Tシャツ
■ 素材:綿100% 、6.2オンス 16/_天竺(オープンエンド) ■ カラー:ホワイト
■ 印刷手法:前面・背面とも = シルクスクリーン印刷4色