獅子奮迅! 加藤隼戦闘隊
海軍の「零戦」に対し、「隼」は陸軍を代表する戦闘機として戦史に燦然とその名を残しています。低翼面荷重の軽戦闘機から大馬力戦闘機へと世界の趨勢が移る中、軽戦の極致と評された「97戦」の後継機としての運命(さだめ)を背負い、中島飛行機と陸軍航空本部・飛行実験部の長い試行錯誤の中から誕生した「キ43」(隼)は、長大な航続力と飛び抜けた格闘性能を併せ持った機体として大東亜戦争直前に制式採用されました。後継の「鍾馗」「飛燕」「疾風」の実戦運用が低迷する中、高い駆動率が重宝され、改良を重ねながら終戦まで戦い続けた「隼」の境遇は「零戦」の辿った運命と酷似しており、誠に感慨深いものがあります。 ■ 今回は映画 『 加藤隼戦闘隊 』(昭和19年3月公開)でも有名な、英雄・加藤建夫少将率いる隼部隊「飛行第64戦隊」をテーマにいたしました。加藤部隊の数ある戦闘からどれを選ぶか相当に迷いましたが・・・知名度と分かり易さから、陸軍初の落下傘降下作戦として名高い「パレンバン空挺作戦」(昭和17年2月14日)をピックアップしました。同作戦において、飛行第64戦隊は59戦隊とともに挺身部隊の直掩についています。 前面ワンポイントには「隼1型」機首正面のイラスト、右袖には軍歌 『 加藤隼戦闘隊 』 (飛行第64戦隊歌)の歌詞にも登場する同戦隊伝統の部隊マーク 「赤鷲」(あかわし)を出来る限り詳細に再現しています。 |
「隼一型」機首正面イラスト 2翅プロペラ、眼鏡式照準器、カウリング前面下部の「気化器空気取入口」、環状滑油冷却器など加藤部隊が使用した「隼一型」の特徴を表現する機首正面からのイラストです。 ※ 風防前方胴体右側のアンテナ位置は「隼」全型を通じての特徴です。 |
64戦隊伝統の部隊マーク「赤鷲」 「赤鷲」マークは「飛行第64戦隊」の前身である「飛行第2大隊」当時から引き継がれた伝統ある戦隊マークでしたが、太平洋戦争直前に廃止されています。従って同マークが「隼」に描かれた事実は無かったと推測されますが、映画および軍歌 『 加藤隼戦闘隊 』 における同マークの圧倒的存在感を考慮し、あえてここに描かせていただきました。 |
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