カートをみる Check Cart マイページ ご利用案内 お問い合せ Contact Us お客様の声 Reviews サイトマップ
RSS
 

誠に遅ればせながら・・・  2014/01/19

あ、明けましておめでとうございます (ーoー)

昨年末よりデザイン作業に入っております次回作ですが、
テーマはガダルカナル島争奪戦においてブーゲンビル島最南端・ショートランドを根拠地に
陰日向となって奮闘した水上機部隊「R方面航空部隊」
モチーフは海軍が前線投入した“最後の複葉機”、零式水上観測機(零観 / ゼロカン)です。

シーン設定は昭和18年1月5日のブイン~トノレイ湾上空邀撃戦、
複葉下駄ばき機ながら抜群の格闘戦能力を駆使して難敵・P-38に立ち向かう零観の勇姿を描く予定です。

作業は例によって難渋しておりますが、劣勢の中奮闘した水上機部隊の苦難に比べれば屁でもない(はず)。
なんとか1月中にデザインを完成させ、3月上旬までには発売させていただく予定ですので、是非ご期待くださいませ
<(_ _)>



■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


さて昨日、
兵庫県西宮市において開かれた「関西零戦搭乗員会 新年互礼会」に縁あって出席させていただきました。

同会初出席の私は緊張しまくっていたのですが、
今までずっとお会いしたかった方との対面、さらには想像もしていなかった意外な方々との出会いの連続に、
もう興奮しすぎて! 頭が混乱してしまいました(笑)

全くの手前味噌で申し訳ないのですが、あまりに嬉しかったので・・・
ほんの少しだけご紹介させていただきます。

Kさま ( 元上飛曹 / 343空戦闘301飛行隊 / 甲飛10期 )

菅野大尉、杉田上飛曹の思い出話などを中心に、数々の逸話をお話しくださいました。
ヤップ島でB-24を相手に展開された菅野分隊「直上方背面垂直攻撃」の詳細な機動解説、ダバオでの武勇談、戦闘301に坂井三郎少尉が着任された時の雰囲気、そして杉田上飛曹戦死の状況などなど・・・
刊行物から知識を得ることが多かった私にとって、まさに驚きと感動の連続でした。

Oさま ( 725空神雷部隊「桜花43型乙」搭乗員 / 甲飛13期 )

鹿島における「桜花」滑空訓練のご体験談や比叡山基地(カタパルトによる桜花射出基地)の話など教えていただきました。そして最も驚いたのは・・・旧制中学で上級生だったという私の叔父をよく覚えていらっしゃったことでした!

Tさま ( 戦史研究家 )

ヘンリー境田さんとの共同調査など、数々の戦史発掘著作で知られるTさまです。
343空研究の決定版とも言える『源田の剣』について、松山基地滑走路の話など興味深いお話を聞かせていただきました。

Aさま ( 偉大なブロガー )

海軍航空隊出撃記録の追跡・確認、緻密な写真分析など、
搭乗員への愛情なくしては絶対に書けない、本当に素晴らしい記事をアップされておられます。
数年前から密かに尊敬させていただいておりましたが、まさかここでお会いできるとは・・・!


▲ 変な質問連発の私に 終始笑顔でお答えくださったK元上飛曹に、感謝。

「 零観 ( ゼロカン ) Tシャツ 」 デザイン中  2014/01/29

苦戦中ですが、背面デザインは7割方出来上がりつつあります。
今回も耐久性に優れるシルクスクリーン印刷を採用、色数は4色の予定です。

デザインテーマ : 三菱 零式水上観測機

モチーフ :

零式水上観測機11型 : 特設水上機母艦「國川丸」所属機 ( R方面航空部隊 / ショートランド基地 )
P-38 ライトニング : 米第13空軍 347戦闘航空軍 339戦闘飛行隊 ( ガダルカナル島 )

デザインコンセプト :

零観の特徴である旋回性能を最大限に表現するため、思い切って背面状態を描いてみました。
場面設定は昭和18年1月5日のブイン上空邀撃戦です。「戦闘詳報」によりますと、この日ショートランドから飛び立った零観は8機、P-38撃墜2を報告しています。


▲ 作業中の背面デザイン ( カラー : ネイビー )
ブーゲンビル島ブイン上空高度約1500m、P-38とドッグファイトを展開する零観です。
眼下の島々は、水上機基地があったショートランド島、ポポラング島、左側はバラレ島、
遠方左右にはベララベラ島、モノ島の島影を描いています。



▲ こんな感じになるハズですが、果たして・・・(^^;





零観Tシャツメイン画像

「 R方面航空部隊 」 の奮戦  2014/02/14



現在制作中の「零式水上観測機(ゼロカン)」Tシャツのテーマは
水上機隊ながらソロモン消耗戦を側面から支援し続けた R方面航空部隊 です。
どのような部隊だったのか? 私の知る限り 以下に概説させていただきましょう。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 



昭和17年8月7日の米軍ガダルカナル島上陸に対し、海軍航空隊は直ちに反撃を開始しますが、当時ラバウル以南に陸上飛行場を持たなかった日本軍にとって、片道1000kmにおよぶ航空作戦は大きな障害となりました。


遠距離のため戦爆連合による攻撃は1日1回しか実施できないうえ、頼みの零戦隊もガ島上空では帰投燃料を残した
“重い機体”で約15分しか活動できず、搭乗員の疲労も重なって十分な戦果を挙げることが出来なかったのです。これに対し迎撃する立場の米軍側は、上空避退や待ち伏せ攻撃など効率的な作戦で対抗します。当時設営隊不足に陥っていた日本軍は9月以降ブーゲンビル島南端のブインおよびバラレ島に飛行場設営を開始しますが、その間にもガ島の米軍航空兵力は日を追って増強されていきました。


そしてさらに問題となったのはガ島へ兵員・物資を送り込む輸送船群の航空護衛でした。
在ラバウルの主力航空部隊に十分な護衛機を出す余裕は無く、ラバウル~ガダルカナル間において側面支援を担う
航空兵力の整備が急務となったのです。


この緊急事態に、滑走路不要&基地設営簡易の水上機部隊に白羽の矢が立ちました。
初期侵攻作戦に活躍した水上機母艦群がブーゲンビル島南端のショートランド島に集められ、
9月上旬、搭載水上機約50機による「R方面航空部隊」が構成されます。※ 「R」はラバウルの意味



その主戦力は3座の94式および零式水上偵察機、2座の 95式水上偵察機 および 零式水上観測機 と7月に制式採用となったばかりの新鋭・2式水上戦闘機で、同部隊は直ちにショートランド島とガダルカナル島の中間点であるサンタイザベル島レカタ湾に前進基地を設置して作戦を開始します。


一般に「ショートランド」「ショートランド基地」などと呼ばれるのは、ブーゲンビル島南端近くに位置する ショートランド島 と その南側に近接する小島 ポポラング島 との狭間の細長い泊地のことで、ポポラング島側の岸辺に第1基地、ショートランド島側に第2基地が設営されていました。



ガ島争奪戦から撤退に至るまで、日課とも言える輸送船団の往復2直掩護(対空・対潜哨戒)、ショートランドおよびブイン基地防空と出入り艦船の対潜哨戒、ソロモン海域の長距離偵察に加え、主力航空部隊のガ島攻撃にもたびたび参加、夜間魚雷艇掃討作戦、さらには水上機部隊単独でのガ島夜間爆撃の反復など・・・・ 主力部隊の間隙を補完すべく消耗と補充を繰り返しながらの任務は激烈かつ多岐にわたりました。この間に生起した敵戦闘機との空戦によって多くの搭乗員と機体が失われますが、2式水戦、零式水上観測機による撃墜報告もまた多数にのぼっています。


しかし、零戦でさえ苦戦を強いられる航空劣勢の中で二式水戦の存在価値も急速に失われ、運動性能だけを頼りに奮戦せざるを得なかった零式観測機に至っては悲惨とも言える戦闘の連続だったといいます。


ガ島撤退後 戦線は急速に中部ソロモンへと移りますが、ブイン飛行場が基地航空兵力の第一線として機能し始めていたともあり、ショートランド基地の戦略的価値は次第に失われていきました。こうした状況下の昭和18年4月、「R方面航空部隊」は解散となりますが、「958空」「938空」と名前を変えた水上機部隊の第一線投入はその後も続きます。悲惨だったのは昭和18年6月30日のレンドバ島昼間強襲で、零戦、一式陸攻、九九艦爆とともに攻撃に向かった零観13機は半数以上の7機を失い、零観空戦史上最悪の損失を蒙ることとなりました。




「R方面航空部隊」として作戦した主要部隊は以下の通りです。

□ 水上機母艦 「千歳」 飛行機隊
□ 特設水上機母艦 「神川丸」 飛行機隊 ※ 昭和17年11月 2式水戦隊全滅、昭和18年4月 938空へ改編
□ 特設水上機母艦 「山陽丸」 飛行機隊
□ 特設水上機母艦 「讃岐丸」 飛行機隊
□ 特設水上機母艦 「國川丸」 飛行機隊 ※ 昭和18年 4月 938空へ改編
□ 特設水上機母艦 「聖川丸」 飛行機隊 ※ 昭和17年12月 958空へ改編
□ 14空 水戦隊 ※ 昭和17年11月 802空へ改称、昭和18年3月 マーシャル方面へ移動







零観Tシャツメイン画像

零観(ゼロカン)Tシャツ、印刷工場に入りました  2014/02/16


零観(ゼロカン)Tシャツ のデザインは現在すでに印刷工場へと入っております。

前面デザインはどのようになっているかといいますと・・・

「 R方面航空部隊 」 と言えば やはり 「 ショートランド 」 ですので、
ショートランド基地の南洋的雰囲気(↓)を ど~~しても表現したかったのです。



悪戦苦闘の結果、このようになりました。

▲ ショートランド基地を写真などを参考に想像で描いています。

カラー4色ですべてを表現するのに苦労しましたが・・・連なる椰子の木々、機体にとり付く整備員、指揮所へ向かう搭乗員、見張り小屋など、それなりの雰囲気は出せたかと思います。零観は2機とも特設水上機母艦「國川丸」所属機(L-2)、上空を飛ぶのは2式水戦です。


▼ 商品イメージとしてはこのような感じになる「予定」ですが・・・


なんとか印刷工程へと入ったものの、例によってこれからがまた大変です。
イメージ通りの「色」と「階調」が出せるかどうか?
ここからは印刷工場側の腕の見せ所となるわけですが、なんとか色校正(試し刷り)1回で切り抜けたいところです(^^;




さて、今回はもう一つデザインアイテムを作成しております。



オリジナル制作の機体銘鈑です。
このデザインは最も“機体銘版らしい”場所に印刷する予定です。






零観Tシャツメイン画像

スポーツは奥深い 2014/02/23


今回はスポーツの話ということで、軍事的要素ゼロです(^^


盛り上がったソチ冬季オリンピックもようやく閉幕となりましたが、
個人的に強烈な印象を受けた日本人選手が2人いました。
モーグルの上村愛子選手、そしてフィギュアスケートの浅田真央選手です。

お2人とも悲願のメダルには届かなかったのですが、
競技後の満足感に溢れた表情とコメントが、凄かったですね。

上村選手 : 「達成感マックス。五輪をすごくいい思い出で終われる。」
浅田選手 : 「4年間目指してきた演技ができ、支えてくれたたくさんの人に私なりの恩返しができた。」

メダルを取ることよりもはるかに奥深い「スポーツの神髄」を垣間見たような気がします。



スポーツに限らずですが、何かを好きになり真剣に取り組めば「楽しい」だけでは済まなくなります。
正確に言えば「楽しい」と「苦しい」が交互にやってくるんですね。

好きになったら上達したくなるのは当然です。
そこで一生懸命練習するわけですが、一部の天才を除き、そう簡単に上手くなれるほどスポーツは甘くない。
必然的に「苦しむ」ことになりますが、ここを乗り越えると「楽しく」なる。
当然「もっと上手くなりたい」となり、また苦しむ・・・この繰り返しですね。

そして苦しみから逃げてしまうと、そこで進歩は止まってしまうのでしょう。



さて、なぜこのようなことを書いたかといいますと・・・
私は学生時代10年間ずっと柔道部員だったのですが、実はスキーの方がはるかに年数は長いのです。

小学生での初体験に始まり(当時の子供用貸しスキーは竹ストックに紐靴でした!)、
パラレルターン習得に苦しんだ中学時代、その甲斐あって楽しく滑った高校~大学時代、
カービングターンとコブ斜面に苦しみ続けた社会人時代 ~ と、まさに苦楽が交互にやってきました。
でも最終的には ・・・ 逃げちゃったんですね。Orz
スキー場にはもう6年近く行ってないです。


スキーは楽し?

▲ 2001年1月、ドイツ南部
ガルミッシュ・パルテンキルヒェンのスキー場でご満悦のオッサン


恐ろしい努力を積み重ねてきたに違いないオリンピック選手の言葉、
その真意はそう簡単に理解出来るものではありませんが、
ただなんとなく・・・またスキーに挑戦したくなりました。


零観(ゼロカン)Tシャツ 経過報告  2014/02/27



本日、印刷工場に寄って色校正をチェックしてきました。


今回デザインではグレー系3階調と赤色の計4色を使っているのですが、
Tシャツカラーがかなり濃い色(ネイビー)ですので、最も暗いグレーをうまく再現できるかが最重要課題です。
「存在感」はしっかり出しながらも「目立ち過ぎ」は駄目 ~ という微妙なインク調整がポイントですね。
また今回は印刷工場側も「難しくなるかも」と予防線?を張っていましたので、苦戦は覚悟していたのですが・・・


結果は全く問題なし \(^▽^)/
見事に校正1回で決めてくれました。

零観Tシャツ校正刷り



順調に行けば3月中旬に発売できそうです。

Tシャツカラーは「ネイビー」1色、バリエーションは半袖・長袖の2タイプ、
サイズはいつも通りS~XXLまでカバーいたします。





零観Tシャツメイン画像

新作発売は3月19日(水)の予定です  2014/03/14


お待たせしております 零観(ゼロカン)Tシャツ ですが、ようやく納品日の目途がつきました。
発売開始来週の水曜日、3月19日 となります。
みなさま、どうかよろしくお願いいたします。 <(_ _)>


零観(ゼロカン)Tシャツイメージサンプル

零戦、隼などと比べるとかなり知名度の低い零式水上観測機ではありますが、 複葉下駄ばきでありながら熾烈なソロモン航空戦に身を投じた水鳥たちの奮戦は大いに評価されるべきでしょう。

デザインミスのお詫び  2014/03/20


昨日発売を開始させていただきました 零式水上観測機「R方面航空部隊」Tシャツ ですが、
本日午前中、デザインミスの存在に気付きました。詳細は以下の通りでございます。


■ デザイン箇所 
: 背面バックプリント内、二式水上戦闘機のシルエット
■ ミスの内容  
: 左右の「翼端フロート」を描き忘れています
二式水戦の描画ミス


本来ならば再制作のうえ再販売とすべきところですが、現在資金不足につき、この対応がどうしても出来ない状況でございます。そこで誠に不本意ではございますが、同ミスの修正は補充による追加制作以降とし、当分はこのまま販売を続行させていただきたく存じます。なにとぞ、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。


□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 



「Osabetty's」の重要コンセプトのひとつは“出来る限り史実に忠実に”であるにもかかわらず、
自分で描いておきながら航空機の基本的形状を間違えるとは!
しかも、前面デザインの二式水戦は正しく描いているというのに・・・ 誠に情けない限りです。

今回作品では前面の「椰子の木」の描画にかなり時間を費やしましたが、
これがなんとか上手くいった時点で・・・気が緩んでしまったのかも知れません (- _ -;)

今後はこのような基本的ミスを犯さないよう、デザインには今まで以上に神経を集中して参りますので
これからもご期待いただければ幸いでございます。 <(_ _)>

次回作品テーマは「ラバウル航空隊」ですが・・・  2014/03/31


「 ラバウル航空隊 」 すべての部隊機をデザインしたTシャツを創りたい
~ などと、かねてより考えておりました。


しかし皆様すぐお気付きの通り、いわゆる「ラバウル航空隊」と称される部隊は多数にのぼります。


仮に「ラバウル航空隊」= 『 ラバウル、ブイン、ブカ、ムンダ、ラエ、ブナなどに展開し、ソロモン・東部ニューギニア戦線で作戦した航空部隊 』 と定義した場合、数えたわけではありませんが、陸軍も含めた航空部隊の数は軽く40を超えると推測されるのですね。


主要な海軍戦闘機隊に絞ってざっと調べただけで・・・17部隊ありました。

ペリリュー派遣隊(河合隊 / 96艦戦)、 千歳空 戦闘機隊(96艦戦)、 4空 戦闘機隊(96艦戦 → 零戦)、
台南空2空 艦戦隊、 582空 艦戦隊、 1空 艦戦隊、 752空 艦戦隊、 6空、 204空、 3空、 
鹿屋空 戦闘機隊、 253空、 251空、 201空、 元山(げんざん)空 戦闘機隊、 252空

現在、デザイン対象機をいかに絞るか悩んでおりますが・・・
全部隊デザインは数的にも資料収集の面からも100%不可能ですので、戦闘機隊に限定する方向で考えております。
「ラバウル戦闘機隊」( Raboul Fighters )というコンセプトですかね。


ラバウル基地の画像


あ~、陸軍戦闘機隊をどうするかなぁ
一式戦の飛行第11戦隊、三式戦の68戦隊、78戦隊などなど、う~~~ん (;´∧`)






ラバウル戦闘機隊Tシャツ



←  前の日記ページへ  【 TOPページへ 】   次の日記ページへ →

銭湯  2017/01/20

一昨日の夜から近所の銭湯に通っております。
やっぱり銭湯の湯舟は広いから気持ちいい!足も思いっきり伸ばせるし。
たまには下町気分もいいもんだ・・・などと情緒に浸っている場合ではないのですが(^^;


“銭湯通い”に至るここ数日のお話をいたしましょう。

毎度おなじみ淀川温泉

実は4日ほど前から浴室の天井裏で水滴音が頻繁に聞こえるようになりましたが、特に気にかけていませんでした。
『 風呂場の水蒸気が溜まってるのかな?そのうち収まるやろ。 』 程度に考えていたのですね。ところが一昨日の夜、浴室の電燈が突然死するに至り、ようやく事の重大性に気づくこととなりました。この電燈はユニットバスの壁面に取り付けられているのですが、電球カバーを外すと中には多量の水が溜まっているではないですか。しかも電球内にも水面が揺れている。なぜこんなところに水が??

恐る恐る浴室の小さな天板を外した瞬間、不覚にも上に溜まっていた?多量の水を頭からかぶる悲劇に見舞われてしまいました。寒さに震えつつ、狭い開口部から懐中電灯で天井裏を照らして見ると・・・コンクリート打ちっ放しの天井のいたる所から水滴がポタリ、ポタリと落下しているではないですか! 「なんじゃこりゃ?」 取りあえず、ガムテープを使って水漏れ箇所の周囲をビニール袋で囲い、砂漠の集水器よろしく漏水の大半が風呂桶に落下するよう応急処置を施しましたが、全箇所はとてもカバーできず、天井裏奥の暗闇からは不気味な水滴音が五月雨のように響いてきます。

上の階で何かアクシデントが発生したに違いない!
さっそく直上階のおばちゃんを訪ねて聞いたところ、驚いた様子で何も起こっていないとおっしゃる。とすると、もうこれは水道管破損としか考えられないが、マンション管理人は17時に帰っているので、この日はこれ以上打つ手がない。で、仕方なくその夜は久々に銭湯に行ったわけです。いやぁ、銭湯も悪くないですなぁ、脱衣場は暖かいし、サウナもあるし!などと言っている場合ではないのに。 床に入る頃になると漏水は徐々に増量し、浴室から漏れ聞こえてくる水滴音が気になってなかなか寝付けない。しかも、これはなかなか不気味なのだ。日本恐怖映画における一番のキーオブジェクトは「水」だという、ある監督の話を思い出しました。そういえば、怪談にはやたら「井戸」が登場しますもんね。

そして昨日、朝一で管理人に相談したところ、すぐに施設管理会社に連絡してくれました。私の都合で現場検証は16時からとなったものの、真相は実にアッサリと判明しました。原因は(やはり)上階のおばちゃん宅で、風呂釜と脱衣場の蛇口を繋いでいた床下配管が壊れていたのです。ちょうど洗濯機の真下だったのでおばちゃんは全く気付かなかったらしい。ということで、30分ほどでようやく水漏れも止まり、めでたしめでたし、なのですが・・・昨夜もまた銭湯に行ってきました。理由は、浴室の電燈が点かないからです。一部ホラーマニアを除き、自ら進んで暗闇入浴を希望する人はいない。肝心の電燈ソケット部は水浸し状態なので、自然乾燥を待つ以外手がない状況のようです。ということは、運が悪けりゃ今晩もまた銭湯行きなのだが、不思議と落ち込んではいないんですね。なんと言っても 銭湯は広いからなぁ(笑)

ページトップへ