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「 R方面航空部隊 」 の奮戦  2014/02/14



現在制作中の「零式水上観測機(ゼロカン)」Tシャツのテーマは
水上機隊ながらソロモン消耗戦を側面から支援し続けた R方面航空部隊 です。
どのような部隊だったのか? 私の知る限り 以下に概説させていただきましょう。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 



昭和17年8月7日の米軍ガダルカナル島上陸に対し、海軍航空隊は直ちに反撃を開始しますが、当時ラバウル以南に陸上飛行場を持たなかった日本軍にとって、片道1000kmにおよぶ航空作戦は大きな障害となりました。


遠距離のため戦爆連合による攻撃は1日1回しか実施できないうえ、頼みの零戦隊もガ島上空では帰投燃料を残した
“重い機体”で約15分しか活動できず、搭乗員の疲労も重なって十分な戦果を挙げることが出来なかったのです。これに対し迎撃する立場の米軍側は、上空避退や待ち伏せ攻撃など効率的な作戦で対抗します。当時設営隊不足に陥っていた日本軍は9月以降ブーゲンビル島南端のブインおよびバラレ島に飛行場設営を開始しますが、その間にもガ島の米軍航空兵力は日を追って増強されていきました。


そしてさらに問題となったのはガ島へ兵員・物資を送り込む輸送船群の航空護衛でした。
在ラバウルの主力航空部隊に十分な護衛機を出す余裕は無く、ラバウル〜ガダルカナル間において側面支援を担う
航空兵力の整備が急務となったのです。


この緊急事態に、滑走路不要&基地設営簡易の水上機部隊に白羽の矢が立ちました。
初期侵攻作戦に活躍した水上機母艦群がブーゲンビル島南端のショートランド島に集められ、
9月上旬、搭載水上機約50機による「R方面航空部隊」が構成されます。※ 「R」はラバウルの意味



その主戦力は3座の94式および零式水上偵察機、2座の 95式水上偵察機 および 零式水上観測機 と7月に制式採用となったばかりの新鋭・2式水上戦闘機で、同部隊は直ちにショートランド島とガダルカナル島の中間点であるサンタイザベル島レカタ湾に前進基地を設置して作戦を開始します。


一般に「ショートランド」「ショートランド基地」などと呼ばれるのは、ブーゲンビル島南端近くに位置する ショートランド島 と その南側に近接する小島 ポポラング島 との狭間の細長い泊地のことで、ポポラング島側の岸辺に第1基地、ショートランド島側に第2基地が設営されていました。



ガ島争奪戦から撤退に至るまで、日課とも言える輸送船団の往復2直掩護(対空・対潜哨戒)、ショートランドおよびブイン基地防空と出入り艦船の対潜哨戒、ソロモン海域の長距離偵察に加え、主力航空部隊のガ島攻撃にもたびたび参加、夜間魚雷艇掃討作戦、さらには水上機部隊単独でのガ島夜間爆撃の反復など・・・・ 主力部隊の間隙を補完すべく消耗と補充を繰り返しながらの任務は激烈かつ多岐にわたりました。この間に生起した敵戦闘機との空戦によって多くの搭乗員と機体が失われますが、2式水戦、零式水上観測機による撃墜報告もまた多数にのぼっています。


しかし、零戦でさえ苦戦を強いられる航空劣勢の中で二式水戦の存在価値も急速に失われ、運動性能だけを頼りに奮戦せざるを得なかった零式観測機に至っては悲惨とも言える戦闘の連続だったといいます。


ガ島撤退後 戦線は急速に中部ソロモンへと移りますが、ブイン飛行場が基地航空兵力の第一線として機能し始めていたともあり、ショートランド基地の戦略的価値は次第に失われていきました。こうした状況下の昭和18年4月、「R方面航空部隊」は解散となりますが、「958空」「938空」と名前を変えた水上機部隊の第一線投入はその後も続きます。悲惨だったのは昭和18年6月30日のレンドバ島昼間強襲で、零戦、一式陸攻、九九艦爆とともに攻撃に向かった零観13機は半数以上の7機を失い、零観空戦史上最悪の損失を蒙ることとなりました。




「R方面航空部隊」として作戦した主要部隊は以下の通りです。

□ 水上機母艦 「千歳」 飛行機隊
□ 特設水上機母艦 「神川丸」 飛行機隊 ※ 昭和17年11月 2式水戦隊全滅、昭和18年4月 938空へ改編
□ 特設水上機母艦 「山陽丸」 飛行機隊
□ 特設水上機母艦 「讃岐丸」 飛行機隊
□ 特設水上機母艦 「國川丸」 飛行機隊 ※ 昭和18年 4月 938空へ改編
□ 特設水上機母艦 「聖川丸」 飛行機隊 ※ 昭和17年12月 958空へ改編
□ 14空 水戦隊 ※ 昭和17年11月 802空へ改称、昭和18年3月 マーシャル方面へ移動







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