次回作の経過報告です 2013/02/14
現在作業中の「202空・零戦 vs 豪第1戦闘航空団・スピットファイア」ですが、
ようやく背面デザインが9割方完成に近づきました。
今回もまた懲りずに?シルクスクリーン4色となります(^^;
例によって超苦悩しておりますが、表現に当っての主要ポイントは以下の2点です。
1,乱戦感、空戦感
2、スピード感、迫力
乱戦感 を出すため、今までで最多の6機を描いてみました。
遠近感・立体(空間)感の表現に苦労いたしましたが、なんとかなっている?とは思います。
スピード感・迫力 の表現という点では、今回初めて"回転するプロペラ"の描画に挑戦しました。
グラデーションの使えないシルクスクリーン印刷では表現しにくいうえ、
失敗すると一気にスピード感・リアル感が失われてしまうため、今まで避けてきましたが・・・
今回は意を決して取り組んでおります。
▲ 背面デザインのイラストレーター画像 : 昭和18年5月2日のダーウィン上空航空戦
202空・零戦は証言記録のある「22型」をモチーフにしました。
スピットファイアVc(5c)はVokes製・防塵フィルター装着機で描いております。
背景はダーウィン周辺、黒煙が上がるのは当日の爆撃目標となったウィンネリー飛行場です。
手前左の海面はチモール海、右遠方がアラフラ海、中央左遠方の大きな島影はバサースト島です。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
さて、前面はどうなっているかといいますと・・・これは校正段階にてお見せしようと思います。
背面デザインでは迫力優先のため角度的に描けなかった202空の識別記号、「X」(エックス)!
これをうまく活かしたいと考えておりますが、さてどうなることやら(笑)
コメント
■ 5月に開催される地元の・・・
5月に開催される地元の航空祭までに買える一品に期待します。■ > 花吹山さま そこま・・・
> 花吹山さまそこまでご期待いただき、ありがとうございます。
なんか、緊張してしまいますね(笑)
力不足は否めませんが、とにかく一生懸命やっておりますので
どうか長い目で見てやってくださいませ。
■ 作者の立場でのご苦労・・・
作者の立場でのご苦労がよく解ります。今回の作品ですが、零戦と言えば宿敵グラマンを連想しますが、今回はスピットという英軍機です。とても珍しい貴重な舞台設定だと思います。
背景が必須とういう以上、本当に頭を痛めておられることと思います。
スピード感、迫力のを表現する方法としてこういう場面はどうでしょうか?
追う側、追われる側を斜め後方から描くというのは?
競馬でいうなら、ゴール前を逃げ馬が差し馬に差される瞬間です。
今、手元にかなり古い漫画を手にしています。「劇画太平洋戦争 零のエース ラバウル大空戦」立風書房という作品です。
巻頭グラビア(イラスト)が「ZERO VS AIRCOBRA」という題で、煙を吐いて逃げるP-39を後方から台南空の零戦が最後の一撃を加える瞬間です。お互い斜め後方からのアングルで描かれています。「迫力」、「スピード感」の描き方が難しいのであれば、逆にどのような場面を設定するかで補ってみればどうでしょうか?
競馬で例えましたが、アフリカのサバンナでも追う者、追われる者の瞬間が一番「迫力、スピード感」を感じることができます。
私が購入した99艦爆の作品はそれとなく近いものを感じました。まさに急降下という場面でスピード感が味わえます。
プラモ箱の表紙で後方から描かれたものはありません。しかし、求めるコンセプトが違えば、それもありかもしれませんね。
ただ、ファンとしては作品に期待をしていますので、お互いが納得できる作品を待ちわびています。
ちなみに、煙を吐くスピットですが、煙の形状も何かしら工夫したら空戦感も沸いてくると思います。煙の太さの強弱とか。
色々と意見してすみません。本当に期待しています。
■ > 花吹山さま ・・・
> 花吹山さま貴重なご意見、本当にありがとうございます!<(_ _)>
■ デザインだけをUPしてしまい、紛らわしかったですね。すみません。
もちろん、解説コピー(戦闘場所、日付、両軍部隊名、機種名)がデザイン下に入ります。
■ 背景が目立ち過ぎるという問題にはいつも頭を悩ませております。
が、ストーリーとして捉えている以上、背景は必須なんですね。
機体・背景との重なりに関しては、重なる部分の色を変えるなどしてできる限り対応したいと考えております。
う~ん・・・やはり4色の限界は感じてしまいますね。
■ 零戦の描画角度につきましては、無い知恵をを絞って散々考えたのですが・・・
尾翼の小さな「X」や機番号が明確に識別できるような角度で、
なおかつ「迫力」「スピード感」が十分に表現できる構図は私にはどうしても発見できませんでした。
すみません、デザイン能力の限界を感じております
ただ、この結果は残念ではありましたので、日記記述の通り、
「X」や機番号につきましては「表面」でなんとか訴求しようと考えております。
■ デザインの実力が伴わない分際で申し上げるのも恥ずかしいのですが・・・
「Osabetty's」はあくまでも「戦場の情景を切り取る」のがコンセプトでございまして、
機体塗装や機番号などが分かり易いように描かれた
プラモデルの箱絵のようなデザインは目指すところではありません。
■ 赤色の使い方を日の丸、赤帯だけにするというのはイイかも知れません!
これは検討させていただきたく思います。
■ 背面の図に何か文字は入・・・
背面の図に何か文字は入りますか?以下、個人的な感想として受け止めてください。
・舞台設定には問題ありませんが、地上の風景を文字のみで表現したら良いと思います。背景を見る限り、ここがダーウィン上空とは思いつかないと思います。隼の作品であまりにも隼よりも背景の方が目立つ感じがして買うのを辞めました。
・飛行機の数を減らし、もっと零戦とスピットの特徴をもっと面に出したら良いと思います。限られた色での表現では重なり合う物体が同化して見えます。(零戦とスピットは重ならない)主人公の零戦はもっと立体的に表し、日の丸がはっきり見える姿にしてはどうですか?(赤色は日の丸だけに使うとか。)配属部隊の番号もわかるように。
私は飛行機のプラモを買う時、箱表紙のイラストがとても好きで切り抜いてノートに貼っていました。
日本軍機の商品では米軍機がやられ、米軍機では日本軍機又は独軍機がやられてる光景が多かったですね。