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入院 2012/06/16

突然ですが、18日(月)、19日(火)と入院することになりましたので、
両日の商品発送はどうしてもできません。何卒ご了解くださいませ。



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入院」、実はこの言葉ほど私自身と縁遠いものはありませんでした。、
中学・高校・大学と10年間柔道部に在籍しましたが、脳震盪、亜脱臼などは経験したものの、
骨折などの重い外傷は一度も負うことは無く、社会人になって始めたラグビーでも怪我は皆無だったのですが・・・
今回、まさかの内部疾患で初めて「入院」を体験することになりました。


症名は「尿管結石」です。
私にとっては「どっかで聞いたような感じ?」程度の認識しかないものでしたが、
医者の説明によると、腎臓と膀胱をつなぐ「尿管」に石灰状の結晶体が自然生成され、
これが尿管を塞ぐことにより最悪の場合は腎臓機能不全を引き起こすとのこと。


症状の特徴は 痛い これに尽きます。
ここ1週間ほど、時々背中の下部に痛みを感じるようになったのですが、
しばらく我慢すると嘘のように消えてゆくため、さほど気にはしておりませんでした。


が、15日(金)の朝から思いもかけない 地獄 が始まりました。
背中の激しい痛みで目が覚めたのが朝の7時ごろ。
腰を寝違えたか?と、湿布薬を貼ったりしましたが痛みは全く衰えません(当たり前)
体中あぶら汗で痛みに堪えながら、直近の内科へ駆け込みましたが、待ち時間が・・・つらい。


ここで尿検査をおこなった結果、わずかな「血尿」が確認され、
患部の位置などから、初めて「尿管結石」の疑いがあることを告げられました。
先生の案内状をいただき、歩いて20分ほどの総合病院へ向かうことに。
しかし、もはや「歩く」などという健全な選択肢は端からありませんでした。


タクシー に転がり込むと、あまりの鈍痛に遂に「声」が出始めました。
頭が真っ白な状態になりながらも、運転手さんが明らかに「動揺」しているのが分かったので、
息も絶え絶えでこう言いました。
「気にしないでくださいね、別に死ぬわけじゃありませんから」
終始無言だった運転手さんですが、絞り出すような一言が妙に記憶に残っています。
「すいません・・・信号待ちです」


ようやく総合病院に到着しましたが、私は当然「初診」につき、
目的の「泌尿器科」に辿り着くまでに30分以上かかってしまいました。
そしてこの30分は、今までの人生で最も「痛い」30分となったのです。


ここは地元でも有名な大病院につき、待合は多くの患者さん達でごった返していましたが、
かなりの方が私の「異常」に気づかれたようで、看護師の方を含め数人の方が私に話しかけてくれましたが、
どう答えたか全く記憶がありません。せっかく心配してくれた方々に誠に申し訳ないのですが、
「それどころではない」のでした。人間とはかくも「痛み」に弱いものだったとは・・・
重傷を負いながら無事ラバウルに帰着した坂井三郎さん、恐るべし!


ようやく、「泌尿器科」に辿り着き、窓口で「とにかく痛い」ことを直訴しますと、
女性係員は「先生と相談しますからしばらくお待ちくださいね」みたいなクールな返答。


泌尿器科前の長椅子で激しい鈍痛に耐えながら待つこと数分、
ここでも何人かの方にお声をかけていただいたようですが、殆ど記憶がありません。
今考えると、この時の状態は他の人から見れば誠に「奇異」なものだったと思われます。
頭を抱え、足を広げて座り、体を大きく左右に振り、時たま足を踏み鳴らしながら小さな唸り声を発する男・・・!
頭にヘッドフォンをすれば、100% NY地下鉄でスイングするブラザー そのものです。
こーいう人、出来れば近寄りたくないですね(笑)


そのスイング状態?を唐突に破ったのは看護師さんの声でした。
長部さん、座薬入れたことありますか?
その手には白いパッケージに包まれた小さな「砲弾」が
無論、そんな経験はありませんでしたので、その旨を伝えると、
看護師さんは機械的な口調で「座薬の入れ方」を説明し始めました。
が、こちらは極痛で殆ど理解できるような状態ではありませんので
「わかりました、とにかく肛門に入れればいいんですね?」
あとはトイレの場所だけ確認して走りました!( 病院内で走ってはいけません )
この時の様子も、今から考えればかなり「異様」だったと思います。
低い前傾姿勢で、おぼつかない足取りながら、苦渋に満ちた表情で小走りする男・・・!
ヘルメットさえ被れば最前線の歩兵そのものでしょう。


この「座薬」が効きました
なんと挿入後ほぼ5分で、痛みはゼロに!医学は偉大なり!
その後泌尿器科の先生に診療していただき、
レントゲン、CTスキャン、血液検査、心電図などなど・・・さんざん病院内を巡る羽目となりましたが、
痛みから解放された喜びで幸福度100%でした(笑)


先生の解説により、結石の場所や大きさ(結構大きいものらしい)を画像で確認し、
即決で一泊2日の入院手術によって石を除去することにしました。
ただし、手術といっても今回の手法は「衝撃破砕」というもので、
体外からピンポイントで「衝撃波」を加えることにより結石を砕くという方法です。


帰りは余裕で徒歩帰宅できました。
入院日までの備蓄用座薬を処方してもらったのは言うまでもありません。
今、これを書けているのもその備蓄のお蔭です(笑)
♪ 兵糧(ひょうろう)輜重のたまものぞ ♪ ( 軍歌「日本陸軍」七番より )

コメント

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■ 見張り員さま お気遣い・・・

見張り員さま

お気遣いいただき恐縮でございます。

痛みには強い方だと自負しておりましたが、
正直、今回のは衝撃的でした。
よく「七転八倒」といいますが、周りに人がいなければ
もっと活動?していたと思いますね(^^;

お父様も“あの痛み”をご経験されたのですね。
今更ながらですが、お疲れ様でございました。

すぐに復帰しますので今後ともよろしくお願いいたします。
次は「隼」ですよ!


osabetty | 2012-06-17 23:11 |

■ なんと! 入院と伺って・・・

なんと!
入院と伺ってびっくりしました。
尿管結石は大変痛いそうですね、私の父親もそれで入院したんですよ。父は大変痛がりですのできっと病院でものすごい騒ぎだったんじゃないかと思うんですが(-_-;)

父の場合も衝撃破砕でした。それ自体は思ったほど苦痛がなかったと言っていました。石が出たときはほっとしたと。

病院での痛み、お察しします・・・
我を忘れるほどの痛みの時、人に構われてもわかりませんね。
仕方ないですよ。

でも早く石が体外に出てすっきりなさることをお祈りいたします。
くれぐれもお大事に!!
見張り員 | 2012-06-17 19:13 |
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