カートをみる マイページ ご利用案内 お問い合せ お客様の声 サイトマップ
RSS
 

次回作テーマは「零戦 vs スピットファイア」です  2013/01/19

93式中練“赤トンボ”Tシャツ、ようやく発売となりました。
どうかよろしくお願いいたします m(_ _)m

さて次回作品ですが、久々に原点(=ゼロ)に戻ろうと思います。
テーマは、戦史に名高い 零戦 vs スピットファイア ダーウィン上空の闘いです。

セレベス島・チモール島を拠点にオーストラリア北端の連合軍拠点・ダーウィンへ侵攻を繰り返す「202空」(ふたまるふた)零戦隊に対し、オーストラリア政府の度重なる要請によりはるばるヨーロッパから進出を果たしていたスピットファイア3個戦隊(オーストラリア第1戦闘航空団)が迎撃した一連の攻防戦ですが、記録によれば両者の交戦は昭和18年3月〜9月にかけて計9回生起しています。

結果は以下の通り、零戦隊の圧勝 となりました。

両者の機体性能だけを比較しますと、当時の「202空」主力と思われる零戦21型・22型は旋回性能と上昇力(もちろん航続力も)で優位なものの、最高速度、火力、高空性能、防弾性においては豪第1戦闘航空団のスピットファイア Vc(5c)が勝っています。また、防禦を殆ど考慮せず、しかも翼内燃料タンクを持つ零戦には「被弾に弱い」という大きな弱点がありました。

一方、スピットファイア側は序盤戦での教訓から「一撃離脱」戦法の徹底を決定しています。
格闘戦では零戦に勝てないことを早期に実感した彼らは、正しい戦闘法を理解し、訓練を重ねていました。

しかしそれでも・・・
現実の結果は「202空」の圧勝となったのです。



当然ですが、この結果をもって「零戦の方がスピットファイアより強い」などと単純に結論することはできません。

1つだけ確かなのは、
ベテラン搭乗員の駆る零戦は恐るべき力を発揮する という事実でしょうか。

腕のいいパイロットが操縦すれば強い〜これはどのような戦闘機にも言えることですが、
格闘性能に特化していた零戦の場合、特にそれが顕著だったのではないかと思います。



「202空」の前身は「台南空」と並ぶ開戦時の主力部隊「3空」で、「12空」時代に中国大陸で経験を積んだ搭乗員を多数抱える強力部隊でした。開戦後、蘭印ジャワ方面の制空権を掌握維持していた「3空」は、昭和17年9〜11月、死闘が続くラバウル方面に一部を派遣した後、「202空」へと改称しています。従って、ソロモン消耗戦に本格的に巻き込まれることがなかった同隊には、開戦以来のベテランたちがまだ多数健在していたのですね。しかも、ダーウィン侵攻には飛行時間1000時間以上のベテランを選りすぐったといいますから・・・これら精鋭と戦う羽目となったスピットファイア部隊は「不運」としか言いようがなかったのかも知れません。



◂ 『 祖父たちの零戦 』 (神立尚紀 著、講談社、2010年)

戦争を生き抜いた2人の零戦指揮官、元「202空」飛行隊長・鈴木實少佐と零戦初空戦時の指揮官・進藤三郎少佐への取材を元に書かれた神立(こうだち)氏会心の力作。
ダーウィン空戦の実情を知るうえで大変貴重な資料です。
左の表紙写真は、昭和18年2月、オーストラリアへの最前線基地、チモール島クーパンで撮影された精鋭「202空」の隊員たちです。

コメント

[コメント記入欄はこちら]

■ そうです。後期型です。・・・

そうです。後期型です。このタイプはプラモデルにもあります。ディテールには美保配属時のモデルもあります。確かに零戦との性能を比較すると差は愕然となります。店長様の言われるように、零戦は熟練搭乗員が操ることによって初めて恐るべき戦闘機となると思います。低高度の格闘戦に引きずり込めば、やはり無敵だと思います。
花吹山 | 2013-02-09 09:15 |

■ > 花吹山さま コメン・・・


> 花吹山さま

コメントありがとうございます!お久しぶりです(^^

5翅プロペラということは、2000馬力級グリフォンを積んだMk.XIV 以降ですね。
実は私は「スピットファイア」に関してはそう詳しくはないのですが、
1030馬力のマーリンIIからスタートし、機体の基本構造や外形を大きく変えることなく
最終的に2000馬力級まで急速に進化したスピットファイアの拡張性は驚異的に思えます。
ドイツ軍戦闘機との過激な性能競争に加え、技術陣の挑戦的取り組みがあったのではないでしょうか。

誠に残念ですが・・・
1000馬力級「栄」で最後まで戦い続けた零戦とはあまりにも対照的と言わざるを得ません。
osabetty | 2013-02-07 10:58 |

■ プロペラは5枚でした。・・・

プロペラは5枚でした。失礼しました。
第17飛行隊のスピットファイアだと思います。
ビルマから美保基地に異動しました。
ジンジャー・レーシー大尉の愛機だったかもしれません。
花吹山 | 2013-02-06 19:34 |

■ ご無沙汰しています。 ・・・

ご無沙汰しています。
スピットファイアですか?
そういえば航空自衛隊美保基地内に小さな歴史資料館があります。戦後、英印連合軍の管理下におかれた同基地の滑走路にスピットファイアが並んでいる写真を見たことがあります。
マリーンエンジンではなく、後期型のグリフォンエンジンを搭載したタイプだったと思います。プロペラが4枚翼だった気がするからです。
作品期待します。
スピットファイアは坂井三郎氏の本にも出てきますね。侍VS騎士というとこでしょうか。
花吹山 | 2013-02-06 19:23 |
名前:
URL:
コメント:
 

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://blog.shopserve.jp/cgi-bin/tb.pl?bid=100003854&eid=121

ページトップへ