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「一式陸上攻撃機」ガダルカナル 雷撃Tシャツ



栄光と悲劇の中攻隊


三菱「一式陸上攻撃機」(G4M)は、日本海軍独特の「中攻」(中型攻撃機)構想より生まれた「九六式陸上攻撃機」の後継機として昭和16年4月に制式採用され、零戦とともに対米戦の切り札として大いに期待されました。その特徴は、雷撃・爆撃に適応する運動性能、高速度、重武装といった發す況眷塾呂 5000キロに及ぶ驚異的な航続力にあり、三菱技術陣はこれら相反する機能を実現するために空力特性に優れた太い葉巻型胴体主翼内インテグラルタンクを採用、双発でありながら四発機の世界水準に並ぶ高性能機を誕生させました。
※ 当初、三菱は防御のバランスも考慮して「4発機」とする案を強く申し入れましたが、海軍に却下されています。

インテグラルタンク とは 機体構造を水密化してそのまま燃料タンクとする方式で、多くの燃料を搭載できる反面、その構造上、防弾装備の設置や被弾損傷時の修理が極めて困難という欠点を併せ持っていました。一式陸攻に求められた4800キロを超える航続距離を実現するためには、零戦約12機分に相当する6000リットルもの燃料搭載が必要でしたが、胴体重心周辺は爆弾倉、搭乗員席などで占められているため空間的余裕は殆どありません。必然的に主翼に燃料を搭載するしか手はなく、既存のタンク方式ではとても収容しきれないため、主翼表面を外殻とするインテグラルタンクを採用したのです。

海軍はこの翼内タンクに潜む“危険性”を理解していましたが、当時の防弾ゴム技術では有効な防禦手段が見当たらないため黙認せざるを得なかったというのが実情のようです。中国大陸における零戦との戦爆連合が成功していたことも影響したかも知れません。いずれにせよ過度に攻撃性能を優先した誹りは免れませんが、初めから防弾を完全無視していたわけではなく、初期量産型からタンク側面周には防弾ゴムが装備されていました。

【 右 】 一式陸上攻撃機11型のインテグラルタンク位置

 

開戦劈頭、一式陸攻部隊は九六式陸攻部隊とともに比島航空撃滅戦マレー沖海戦で大戦果を挙げ、以後半年に渡り南方地域を席巻して、零戦とともに第一段作戦の立役者となりました。しかし、不吉な前兆はすでに生起していました。昭和17年2月20日、ラバウルに接近した米機動部隊を攻撃するため護衛戦闘機なしで出撃した「4空」の一式陸攻部隊がF4Fの邀撃に会い、17機中11機(107名)を喪失する大損害を被ったのです。( ニューギニア沖海戦

  珊瑚海海戦では5月7日、「4空」一式陸攻12機(雷装) 「元山空」九六式陸攻20機(爆装)計32機が米巡洋艦部隊へ同時攻撃を仕掛けましたが、熾烈な対空砲火に阻まれ、戦果なしに終わっています。雷撃を敢行した「4空」隊は12機中10機を失う大損害を被りました。

【 左 】 昭和17年夏
南西方面を編隊飛行する鹿屋空の一式陸攻11型

マレー沖海戦で英巡洋戦艦「レパルス」に止めの魚雷を打ち込んだ精鋭「鹿屋空」は、9月中旬からソロモン航空戦に参加したが、数回のガダルカナル攻撃で急激に消耗、9月末にはその戦力は半減してしまう。




【 上 】 昭和17年9月28日
ラバウルを発し、ガ島爆撃に向かう三沢空の一式陸攻11型 3機編隊

尾翼識別マークから、第2中隊機(手前)、第3中隊機の混合小隊であることが判る。ガ島争奪戦勃発から1か月半、ソロモン空域における中攻隊の消耗は激しく、すでに中隊編成での出撃はままならない状況であった。

 

昭和17年8月、ガダルカナル島争奪戦が勃発するや、4空、三沢空、木更津空、千歳空、鹿屋空、高雄空の中攻隊は、総力を挙げてガ島方面への侵攻を重ねましたが、結果は悲劇的なものでした。零戦隊の援護も虚しく、11月中旬までの3ヶ月間で約100機(700名)を失う壊滅的な被害を出したのです。慌てた海軍は、航続力を多少犠牲にしても防弾装備充実を計るよう指示を出しますが、その完成には2年を要することとなります。以降、一式陸攻による作戦は夜間・薄暮・黎明攻撃へとシフトされていきますが、損害のみ多い戦闘様相は変わらず、もはやその本質的脆弱性は覆い隠すべくもありませんでした。しかし、一式陸攻に替わる新しい打撃兵力は無く、後継機と目された陸上爆撃機「銀河」の戦力化も遅れたため、海軍は制空権なき戦いに中攻隊を投入し続けるしかなかったのです。 ブーゲンビル島航空戦、ギルバート・マーシャル諸島航空戦、「あ」号作戦、台湾沖航空戦、比島決戦と、中攻隊の苦闘と消耗は続きました。

ようやく昭和19年末、インテグラルタンクを廃止してゴム被覆タンクを装備した34型が登場しますが、もはや一式陸攻に活躍の場は殆ど残されておらず、対潜哨戒、輸送機として使われるにとどまりました。沖縄決戦直前には人間爆弾「桜花」搭載用に改造された24丁型が神雷部隊に配備され、多くの陸攻搭乗員が「桜花」とともに散華しています。

一式陸攻の総生産機数 2416機(各型合計)は海軍では零戦に次ぐ多さであり、この事実は同機が大東亜戦争における海軍の主力攻撃機であったことを如実に表しています。後継機を得ないまま改良を重ねて戦い続けなければならなかったその過酷な運命は零戦と酷似している、と感じてしまうのは私だけではないはず。

主翼に被弾すると発火しやすかった一式陸攻は、搭乗員から「一式ライター」などと酷評されたと言われます。しかし、防禦の脆弱性は当時の日本機全般に共通した構造的問題であり、決して一式陸攻に限ったことではありません。むしろ、いかに高性能とはいえ大型双発機であった一式陸攻を制空権の無い空域で昼間雷撃に多用するなど、その運用方針自体に根本的な問題があったのではないでしょうか。



■ デザイン コンセプト ■

中攻隊と言えば、マレー沖海戦での大殊勲がまず頭に浮かびますが・・・今回は敢えて、最も悲壮な戦闘のひとつとされる、昭和17年8月8日の「4空」「三沢空」によるガダルカナル昼間雷撃をテーマに選びました。記録性を高めるため、Tシャツの前面 → 背面を使った時系列デザインとなっています。

【 前 面 】・・・0530 : 帽振れに送られてラバウルを発進する「4空」第1中隊機
【 背 面 】・・・0950 : ガダルカナル島沖で決死的低空雷撃を敢行する「三沢空」第2中隊機

 
 

死を覚悟した出撃の連続、被弾炎上しても機外脱出するものは皆無だったと言います。彼ら中攻隊員たちの凄まじい気迫を少しでも感じていただければ本望でございます。




昭和17年8月7日 黎明、米軍ガダルカナル島上陸の急報に接したラバウル25航戦司令部は、当日ニューギア爆撃のため発進準備中であった中攻隊(4空)と零戦隊(台南空)を急遽ガ島へと差し向け、ここに長きに渡るソロモン航空消耗戦の幕が切って落とされました。

そして 翌8月8日早朝0530、雷装の一式陸攻23機(「4空」14機、「三沢空」9機)がブナカナウ飛行場を飛び立ち、直掩の零戦15機(台南空)とともにガ島を目指しました。しかし・・・この攻撃から帰還できた一式陸攻はわずか5機のみという過酷な運命が待ちかえていたのです。

◆ ◆ ◆

デザインは、帽振れに送られてラバウル・ブナカナウ飛行場を離陸する「4空」第1中隊所属の一式陸攻「F-311」号機を想像で描いています。「4空」中攻隊は前日の爆撃行ですでに6機を喪失しており、しかも今回はよりリスクの高い雷撃任務・・・密かに死を覚悟して出撃する搭乗員も多かったのではないでしょうか。見送る人たちの背中に様々な想いを感じていただければ幸いです。


■ 米軍撮影映像に残る 4空 「 F−311 」号機 ■


  雷撃後避退中と思われる「F−311」号機の姿を、たまたま米艦艇がフィルムに収めています。対空砲火の中、低空を飛び抜けてゆく姿は衝撃的、搭乗員7名の緊迫感が伝わってくる映像です。同機がラバウルに帰還できたか否かは判りません。

同映像は YouTube で閲覧可能です。画質の悪い YouTube 映像では機番号は確認できないのですが、オスプレイ軍用機シリーズ 『太平洋戦争の三菱一式陸上攻撃機』 (大日本絵画)によれば、同機は「4空」第1中隊「F−311」号機で、8月8日の雷撃直後、避退中のものだと思われるとのこと。
わずか数秒の短いシーンですが、是非ご覧ください。11分04〜08秒に陸攻が映っています。
→ 『 Victory At Sea - Guadalcanal - Episode 6 』





米艦艇のレーダー不調にも助けられ、妨害されることなくフロリダ諸島に接近した攻撃隊は、敵戦闘機約10機の邀撃と米前衛艦隊の激しい対空砲火に晒されながらも、0950以降、ツラギ沖の敵艦船群に低空雷撃を敢行します。しかし、ラバウルに帰り着くことができたのは「4空」3機 「三沢空」2機の合計5機のみ(他に三沢空の1機が着陸時に大破、搭乗員は救助された)で、実に攻撃参加23機中18機(搭乗員125名)を一気に失うこととなったのでした。

【 8月8日 ガダルカナル雷撃戦闘の概説 】

◆ ◆ ◆

デザインは、熾烈な対空砲火の中、海面すれすれの超低空雷撃を敢行する「三沢空」第2中隊機の鬼気迫る姿を描いています。この日の雷撃を捉えた有名な米軍撮影写真(右)などを参考にいたしました。

【右写真】 昭和17年8月8日、ツラギ〜ルンガ岬間の海域で米輸送船団を攻撃する4空、三沢空の一式陸攻隊。海面を這うような超低空飛行は高度10mを切っているように見える。

 

尾翼の「H」は三沢空の部隊識別記号、白横帯1本は第2中隊の識別マークです。
※ 南東方面に進出した中攻隊は、防諜のためほどなく部隊識別記号を削除していますが、攻撃前日(8月7日)にサイパンから移動してきたばかりの「三沢空」第2中隊機にはまだ「H」が残っていたはず〜と勝手に想像して描いています。

海面に湧き上がる水柱 は砲弾の弾着によるもので、低空雷撃を多用した中攻隊では下から吹き上げる水柱に翼を跳ね上げられて自爆する機もあったといいます。

■ 英文コピー和訳 : 1942年8月8日 0950 鉄底海峡 / ガダルカナル

折り鶴 のイラストは、705空の有名な機内写真(↓)に見られる「お守り」を参考にして描きました。※ 昭和17年11月の組織改編によって三沢空は705空へ名称変更しています。

 





オープンエンド系のざっくりした風合いのヘビーウエイトTシャツ。リブはダブルステッチ

■ サイズ : S・M・L・XL・XXL・XXXL ■ Tシャツカラー : ネイビー
■ 使用Tシャツ : クロスステッチOE1116 ■ 素材 : 綿100% 6.2オンス 16/_ 天竺
■ プリント手法 : 前面・背面とも = シルクスクリーン印刷4色

「一式陸上攻撃機」ガダルカナル 雷撃Tシャツ

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4,100円 (税込)

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